太平洋戦争の歴史的、象徴的な場所で、ハワイの観光スポットの一つになっているパールハーバーの「アリゾナ記念館」。日本軍の機動部隊が奇襲攻撃を行った1941年12月7日(日本時間12月8日)の朝、この戦艦アリゾナ号は、他の6隻の戦艦と列を組んで、フォードアイランド東南側に係留され午前8時10分日本軍に撃破されました。その後64年間、1177名の乗組員と共に、同じ場所に眠っています。真珠湾攻撃の様子を収めた実録映画を鑑賞後、世界史上に残る真珠湾を船に乗って見学。世界唯一の海上メモリアルに上陸。アリゾナ記念館を見学後、ミズーリ号の降伏文章調印式場、特攻機激突場所など、一般公開されていないトマホークミサイルの発射ボタンの有る指揮所内もご案内します。
戦艦ミズーリ
戦艦ミズーリは、米国海軍の中では最大クラスとなるアイオワ級の戦艦です。アイオワ級の姉妹艦は全部で4隻あり、ミズーリ号はアイオワ号、ニュージャージー号に続く三番艦です。しかしながら四番艦のウィスコンシン号よりも完成が後だったこと、また退役したのもアメリカにおいては一番最後であったことから、「最後の戦艦」と言われています。
アイオワ級といわれるこれらの船は、アメリカ海軍によって作られた戦艦の中では最大級で、排水量は5万7千トン以上。 最大幅はバスケットボールコート約二つ分の33m、そして全長はフットボールフィールド約三つ分(270m)に相当します。 またアイオワ級の戦艦は歴史上最も早い戦艦で、その最高スピードは33ノット、時速60キロ以上を誇ります。アイオワ級の戦艦に搭載された16インチ砲の主砲は、射程距離37キロメートルを正確に狙うことができます。
ミズーリ号の艦首にかかれている63という数字は、アメリカ海軍によって作られた63番目の戦艦であるということを意味します。 またバトルシップ(戦艦)を意味する略語のBBをこの数字の前につけ、戦艦ミズーリは「BB-63」と表すことができます。
アリゾナ記念館(アリゾナメモリアル)
アリゾナ記念館は、パールハーバーの海上に建設された白亜の慰霊塔です。その場所に立つとすぐ足の下の海の中に、巨大な戦艦アリゾナが水没しているのをハッキリ見ることができます。
この艦はなぜここに沈んでいるのでしょうか?
1941年12月7日(日本時間8日)早朝、日本軍の奇襲攻撃によって、戦艦アリゾナは大勢の乗組員とともにパールハーバーに轟沈しました。日本とアメリカはその後4年間にわたり、数十万人に及ぶ犠牲者を出す壮絶な戦争に突入しました。アリゾナ記念館は、太平洋戦争の火蓋を切ることになった歴史的場所です。日本軍の不意打ちにより戦死した1177名の遺体が、今も戦艦アリゾナと共に水の下に沈んでいます。
航空博物館
ハワイ・オアフ島にある太平洋航空博物館パールハーバーには、第二次世界大戦当時の航空機が保管されており、格納庫には、ジオラマによる展示、零戦、B-25ミッチェル爆撃機と いった貴重な戦闘機、最初の空撃を収録したフィルム、戦闘シミュレーターなど数多くの展示物があります。真珠湾(パールハーバー)にある数多くの見所・観光スポットの中で最も新しく、必見のアトラクション施設です。
桟橋の修復工事が終了しました!
桟橋の修復工事が終了しました!9月1日より祈念館内の一般公開が再開されます。